佐賀の旅　'１２年２月２０日～２３日

佐賀　武雄温泉　楼門

佐賀・長崎の旅

武雄センチュリーホテル内にある陽光美術館　慧洲園には、詩仙の李白と阿倍仲麻呂の交友を描いた案内画があります。
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも　（古今集）
阿倍仲麻呂（あべのなかまろ中国名は朝衡又は晁衡ちょうこう）は20歳で第八次遣唐使の留学生として入唐、その後、超難関の科挙（官吏試験）に合格、唐朝の諸官を歴任した。当時の皇帝である玄宗にも一目置かれ、唐の大臣職という重責も担った人物である。

たびら平戸口で途中下車して、次の電車の間の時間１時間を利用して駅周辺をぶらりと歩いてみた。
平戸大橋の見える所まで（「平戸瀬戸市場」あたり）行ってみたものの、時間が気になって橋を渡ることは出来なかった
後から思ったのだが、日本最西端の駅の証明書とタクシーを使って平戸大橋を渡れば良かった、残念です！

２／２０　セントレア８：００発ＡＮＡ２１３　福岡空港９：３０着　高速バス（西鉄）１０：２２発　佐世保１２：０４着　　佐世保万松楼泊
　国内線第二ターミナル前から「連絡バス（無料で４番乗場から国際線ターミナルまで約１０分）」
　国際線ターミナル前２番から「佐世保行バス」乗車
２／２１　松浦鉄道一周（佐世保　佐々　たびら平戸口　伊万里　有田）ＪＲ有田　ＪＲ武雄温泉　武雄センチュリーホテル泊
２／２２　ＪＲ佐世保線　佐賀　佐賀神社　武雄温泉　武雄センチュリーホテル泊
２／２３　ＪＲ武雄温泉　特急みどり６号８：４９発　ＪＲ博多９：５３着　地下鉄で福岡空港　セントレア
　１４：１５発福岡空港　１５：２５分着セントレア

下の画像をマウスオーバーすると、説明が表示されます。

佐世保駅

長崎県北部の主要都市である佐世保市の中心駅であり、JR九州の佐世保線と、松浦鉄道の西九州線の2路線が乗り入れている。西九州線は、かつての松浦線で国鉄・JR九州が管轄していたが、1988年4月1日に松浦線は松浦鉄道に転換され、路線名も西九州線となった。同時に当駅はJRグループ全駅中最西端の駅となった。佐世保市は、人口では長崎県第2の自治体であるが、当駅の利用者数は長崎駅、諫早駅に次いで県内では3位となっている。
日本最西端の駅

昔の国鉄松浦線、今は第３セクター松浦鉄道の「たびら平戸口駅」が日本最西端の駅。平戸島への九州本島側の玄関口である田平町の中心街にある駅なのですが、駅前には銀行があるだけの少し寂しい駅です。駅前には『日本最西端の駅』の碑が建っています。駅は有人駅ですが出入りは自由。昔の国鉄時代の面影を残す長いホームがかっての栄華を思い起こさせてくれます。駅構内には鉄道博物館のような部屋がありましたが閉鎖されていました。
松浦鉄道

発車を待つ伊万里行電車（佐世保駅）松浦鉄道は有田から伊万里、松浦、たびら平戸口、佐々を経由して佐世保まで結んでいます。有田、佐世保でＪＲ佐世保線と、途中の伊万里ではＪＲ筑肥線と接続しています。伊万里では筑肥線方向に進入するため、進行方向を変える配線になっています。現在は有田－伊万里、伊万里－佐世保で列車は分割されています。
たびら平戸口駅

日本最西端の駅で「松浦線」は佐賀県のやきものの里・有田、伊万里から、松浦、たびら平戸口、肥前吉井をへて軍港のあった佐世保を結ぶ93.8kmの鉄道です。1898年（明治31）開通の有田・伊万里間13kmの伊万里鉄道（のち九州鉄道）と、大正期に開通した石炭輸送を主目的とする肥前吉井・佐世保間25.1kmの佐世保鉄道がもととなっています。
万松楼（ばんしょうろう）

万松楼は、佐世保鎮守府の開設間もない1893（明治26）年に割烹旅館として創業。1896（明治29）年、初代首相伊藤博文が台湾視察の帰途当館で休息した際，絶景を賞でて萬松楼と命名した。以来、東郷平八郎、永井柳太郎、西郷従道、野口雨情、西条八十、井上日昭、山本五十六など政治家軍人や文化人が多数訪れている。
平戸大橋

1973年着工。4年の歳月を費やして、平戸大橋として1977年4月4日開通。全長665m，トラス吊橋構造でその長さ465.4m（主塔間），幅10.7m，海面上30mに吊られている。　2010年4月1日より通行料が完全無料化となった。
陽光美術館　慧洲園

詩仙の李白が、阿倍仲麻呂の死を嘆き、詩を詠んでいる。その交友関係、親交の広さは凄いものがある。日本の友人、晁衡は帝都長安を出発した。小さな舟に乗り込み、日本へ向かったのだ。しかし晁衡は、明月のように高潔なあの晁衡は、青々とした海の底に沈んでしまった！愁いをたたえた白い雲が、蒼梧山に立ち込めている。
陽光美術館　日本庭園

「日本庭園慧洲園」は、兼六園や足立美術館庭園などを手がけた中根金作氏が作庭した池泉回遊式日本庭園です。「昭和の小堀遠州」と称された中根氏は日本・海外を合わせ300近くも作庭しているそうです。こちらの庭園では、春にツツジ、秋は紅葉、冬には雪景色を楽しめます。
武雄センチュリーホテル

武雄温泉は1300年以上前から親しまれている歴史ある温泉です。柔らかな湯ざわりの泉質が自慢の温泉です。美肌効果や疲労回復、健康増進などの効果があり、日頃の疲れを癒す事ができますよ。さらに季節で異なる趣を見せる日本庭園や武雄の自然が心も癒してくれます！ホテルの場所が武雄温泉駅からと温泉街が遠いのが難点で、私の場合は徒歩で往復しました。